2012年1月号
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「主を仰ぎ、希望をもって」
日本 菅家庄一郎、容子
二〇一二年が始まりました。昨年の皆様のお祈りとご支援を心より感謝申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。私達は、カンボジアで三期奉仕させていただき、総主事として現在二期目の宣教師です。総主事として奉仕を始めて、今年の四月で五年目になろうとしています。ここまで主が守り支えてくださったことを心より感謝しています。
ものすごい早さで日本も世界も変化していることを感じます。これから日本はどうなるのか、世界はどう変化するのか、先行きのわからない中で生きざるをえない状況が続いています。
そういう社会的な不安の中で、少しずつ主に立ち返る方が増えているのではないでしょうか。先日は、クリスチャンの経営する喫茶店のお客さんが救われた証を聞きました。書店にはキリスト教や宗教のコ―ナーが充実していて、人々の霊的飢え渇きを感じます。
どうか新しい年、主が新しい救霊の御業をこの日本という国になしてくださいますように、震災後の復興という大きな課題を抱えつつも、この国の教会から新しい宣教師を導いて下さるようにお祈りください。また、私達OMFの宣教師達が、真理と愛をもってアジアの人々と福音に仕えていくことができるようお祈り下さい。(庄一郎)
昨年は大震災、世界的経済危機と、日本も世界も揺り動かされた一年でした。また個人的には親しい方が闘病の末、天に召される悲しい経験もありました。私たちのいのちは自分の手にないこと、神がなされていることを私たちは見極めることができないことを覚えさせられました。神の御国の視点をもって生きるよう示されています。皆様にとって二〇一一年はどのような年であったでしょうか。
十一月末、友人のご厚意で初めてメサイアのコンサートに行く機会が与えられました。主が天と地と、海と陸とを揺り動かされる。主の前に高いものは低く、低いものは高められる。仕事や子育てで疲れ果てた弱い私たちを、優しく導いて下さる良き羊飼いなる主。私たちの咎をその身に負って、嘲りを忍び、砕かれたお方。そして、死に打ち勝ち、甦られ、栄光を受けられた主!あのハレルヤコーラスの後に続くアリアが、灰の中にうずくまるヨブの告白「私を贖う方は生きておられる!」であったことが心にしみました。苦しみの中の信仰告白こそ、神へ栄光をもたらすものであると思いました。
先月は諸教会でクリスマスの様々な集まりが持たれました。私たちの只中に来られた良き知らせが人々の心に留まり、永遠のいのちへの実を結びますように。皆様のお祈りを心から感謝しつつ。(容子)
【祈りの課題】
1.2012年、主が新しい宣教師を日本の教会から起こしてくださいますように。
2.本日菅家師夫妻は、JECA結婚家庭セミナーで奉仕をします。一方的に教えるというよりは、共に分かち合い、励まし合い、学ぶ時とされますように。
菅家庄一郎師の新メールアドレス:Sugayasho@gmail.com
「新しい恵み、新しいチャレンジ」
タイ 坂本朋子
新年おめでとうございます。新しい年が皆様にとって、主の恵みあふれる素晴らしい一年となりますことをお祈りいたします。タイではようやく洪水の水も多くの場所で引き始め、各地で大掃除が始まっています(十一月末)。バンコクや中央部のOMFの宣教師も、それぞれの場所で地域の援助復興支援に参加しています。しかし現在でもまだ浸水したままの地域もあります。その一つがOMFタイのオフィスがあるドンムアン地域です。オフィス自体は浸水せず守られていますが、周辺の浸水が酷いようです。
ランパーンチームは十一月に入り、恵みと共に新しいチャレンジも与えられています。土曜日のキッズクラブでは、子どもたちが自由に読書をしたり遊んだりできるスペースを広げることによって、より居心地の良い場所を提供することが出来ています。今まで英語とタイ語で交互に語っていた聖書の話を、タイ語のみにすることによって、子どもたちがより集中して話を聞くようになりました。またゲーさんが語り手であるため、この準備自体が彼女にとっての聖書の学びになっていることも感謝です。隔週で行っている通称「バーベキューパーティー」は、マンネリ化してきたためバーベキューを止め、その代り一緒にタイ料理や日本料理を作る参加型の集いに変えてみました。一緒に何かをすることで、タイ人の友人たちとの関係がより親密になっています。
メーモッ郡にある教会では、最近子どもを含め八人が洗礼を受けました。但し十二月末でカンパナ師が教会を去ることが正式に決まったため、チームがこの小さな群れをどのように支援していくべきかの知恵が必要です。
私とマンディサ師が定期的に行っているバーンライ村でのミニストリーも守られています。十一月は年に一度の小学校の遠足があり、ボランティア教師の私たちも参加させてもらいました。生徒の約半分が孤児院の子どもたちで、残り半分の子どもたちは貧しい家庭の出身ですので、大型バスに乗って普段行けない場所に遊びに行けるこの日は、子どもたちにとって本当に特別な日でした。子どもたちが喜んでいるのが嬉しくて、私も一緒にはしゃぎました!教室の外で子どもたちと過ごした時間は、私たちにとっても特別な思い出となりました。そして先生たちとも色んな事を話し、より親しくなることができました。今年も私たちのチームがイエス様の手となり足となり、与えられている人々の間に生かされ、キリストの愛を伝えていくことが出来るようにお祈りください。
【祈りの課題】
1.メ−モッ教会で8名が洗礼を受けることが出来感謝。今年から牧師が不在になってしまう試練の中でも、一人ひとりの主への信仰が守られ成長しますように。カンパナ牧師と家族の今後の導きのためにもお祈りください。
2.毎週土曜日に行われているライトハウスのキッズクラブのために。子どもたちが福音のメッセージを理解することができますように。またキッズクラブを手伝うことで「神様に仕えている」と告白し始めたゲーさんに、イエス・キリストを信じる信仰が明確に与えられますように。
「慰めの主」
日本 木下理恵子
新しい年、主の慰めと祝福、平安をお祈りします。被災地の皆様にも更なる復興と主の多くの恵みがありますようにお祈りします。旧年中の皆様のお祈り、ご献金をどうもありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。
昨年は個人的には体調を崩し、停滞期間が長かったです。でも神様はなんと憐みに満ちた方でしょうか。いろいろな慰めを与えてくださいました。中国語集会のある姉妹はすくすくと成長しています。
「私みたいに真面目なクリスチャンも、そんなにいないと思う」との言葉に「かわいいなあ」思わず笑顔が。でも実際、朝起きてからも職場でも、帰宅してからも聖書やキリスト教書物を読んだりしています。誰かを救いに導きたくてしょうがないと、職場でもあれこれ証ししています。被災地にボランティアで行き始め、そちらも一生懸命続けています。何だか姉妹を見ているだけで、励まされます。皆様のお祈り、そして成長を与えてくださる神様に感謝です。
台湾にいた時、お会いしたのは一度でしょうか。日本に帰国していた姉妹が、私も帰国していたことを知り、中国語集会のクリスマスにと、手作りのプレゼントを一箱送って下さいました。思いもかけない人からの温かいプレゼントに、神様から「忘れていないよ」と声をかけて頂いたようです。
伝道的な集会でご奉仕した後、個人的にお話し、主を受け入れた方が洗礼を受けられます。祈祷会でお会いした求道者の方に、ハドソン・テーラーの伝記をお貸ししました。読後感想を書いて返してくださいました。その方も洗礼を受けられます。主が働かれ、人々が主に応答する。何と素晴らしいことでしょうか。
新しい年、主に働いていただける奉仕ができるよう、そして主に応答する人が多く起こされるようお祈り下さると感謝です。
【祈りの課題】
1.台湾活水泉で、禁酒する施設に入っていた郭兄弟が、施設内の人間関係が原因で、そこを出て万華に帰ってきてしまいました。郭兄が失敗したと自己卑下したり、恥ずかしがったりせず、活水泉に来られますように。主の語りかけに聞き従えますように。導く呉師に上からの知恵が与えられますように。
2.中国語集会のクリスチャン達の弟子訓練をもう一度始めます。主が働き、皆が主に応答し、キリストの弟子として成長できますように。
木下理恵子師の新メールアドレス: Rieko.Kinoshita@omfmail.com
「「第三回全国帰国者大会」開催の年となりました」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江
新年明けましておめでとうございます。新しい年も、祈りの友の皆さまの上に主の祝福をお祈り致します。
十月末にイギリスで行なわれたディアスポラ伝道部全体会議では、在外邦人伝道に従事する者ほぼ全員が集まり、約二日間にわたって有意義な話し合いをすることができました。ヤング師夫妻(英)、スティーブンス師夫妻(英)、ナイツル師夫妻(独)、ペイン氏(NZ)、清水摂師(米)、そして新たに加わったウィテット師(米)です。おもにOMF在外邦人伝道の方向性や強調点について検討し確認し合いました。
この紙面上、九月号の私の報告「なでしこジャパンとディアスポラ伝道」で、女子サッカー・ワールドカップが行なわれたドイツでナイツル師が、片面に日の丸、もう片面に日本語福音電話録音メッセージの案内が記された扇子を配って、集まった観客等に伝道したと書きました。これに対し「伝道に用いる道具に日の丸を使うのはどうか」というご意見をいただきました。私自身の姿勢を問われ、祈って備えをし、この話し合いの場で皆で検討するよう導かれました。日の丸について日本人クリスチャンが持っている複雑な思いについて、十人の働き人全員が理解していた、ということに私はまず大変安堵しました。「それは理解しているが、スポーツ大会の場であったので万国旗のような感覚で日の丸を使った」とナイツル師。話し合いの結果、今後同様のケースでは、日本地図をロゴ化したものを使おうということになりました。主がこのように導いて下さり感謝しています。
十一月十五日、JEMA(日本で奉仕する福音派宣教師のグループ)ディアスポラ宣教フォーラムに参加させていただきました。日本で伝道牧会にあたっておられる外国人宣教師の間でも、このように在外邦人伝道が覚えられていることは、大変嬉しいことです。フォーラムの場では、日本在住の外国人にも宣教をと語られたことも感謝でした。日本バプテスト宣教団のゲーリー・藤野師が呼び掛け人。藤野師は、所属するIMBディアスポラ担当主事の任を受け、一年半程前に来日。研究者としての賜物と経験を活かして、この働きに精力的に取り組んでおられます。北米の日系人であり、日本語も堪能ということで、日米両語の資料に対応なさるとのこと。今後の交わりを楽しみにしています。
二〇一二年に入り、十一月にはANRC12、第三回全国帰国者大会が行なわれます。海外で主イエスに出会った日本人が全て、日本で主の体を建て上げ、神と人に仕え、主の招きに応えて宣教を担い進む器となるためにこの大会が用いられるよう願い祈ります。お祈りを感謝しつつ。
【祈りの課題】
1.「日中韓のキリスト者青年たちが主にある出会いと交流を通して相互理解と愛を築く」との目的で行なわれる東アジア・キリスト青年大会(1月1〜3日、東京福音教会にて)が祝されますように。
2.東北、北関東、近畿等、首都圏以外でも帰国者の会が各地域で定期的に開かれるようになりました(ARNCサイト、地域ネットワークの頁参照)。このような集いを主がこの年も用いて下さり、主のからだなる教会の中で成長し仕える帰国者を続々と起こして下さいますように。
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