2014年5月号
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「ダラ・ノビ・ベッタリ」
一時帰国中 今村裕三、ひとみ
五月のカンボジアはまだ暑さが残り、汗ダラダラで住まいを整えるのに必死になっているかもしれません。カンボジアに戻ると早速、OMFの宣教師たちと現地の教会との関わりについて会議をすることになっています。一年ぶりの英語でのやりとりです。どちらの主張が勝つのではなく、話し合いに神様の栄光が現され、神様に用いていただける宣教団体になることを祈っています。その後はノビノビになっていたコーチングのセミナーを受けます。カンボジアでは第三期、十年を超えるメンバーはベテランということで、他のメンバーの働きや霊的成長を助けるためにコーチする責任も生じてきます。イエス様とベッタリとともに生きることで少しでもキリストの身丈に成長できるように願います。相手をお世話する前に自分の神様との関係を正す必要があります。変化の激しい今月の歩みが守られ、イエス様と一つとなって歩めるようにお祈り下さい。(裕三)
太陽の陽射しを心地よく感じ、花芽が寒さから抜け出し息吹く様を眺めることは、何と素晴らしいかと五年に一度の春を味わっています。
この一年、巡回の中で多くの方々から、過去・現在の困難についてお話を伺うことがありました。牧師・信徒・家族との関係、また病、災害、親しい人を失った悲しさも伺いました。
最近嬉しかったことは、二十四年前に未熟児で生まれたお子さんが、今や笑顔の素敵な青年になって再会できた事です。その方のお姉さんが、大変な病気で赤ちゃんの時に亡くなったので、特に強くその小さな命が守られるように祈った日々を思い出しました。
そして印象に残ったのは、あるミッションスクールの先生の言葉で「困難な時代の中にある神様の祝福」についてでした。難しい時代の中にあっても、神様がなされる働きの素晴らしさに目を留めておられる事に、大いに励ましを受けました。
時が良くても悪くてもしっかりやりなさい」と神様がおっしゃられた「しっかり」を地道に歩めるようにお祈り下さい。(ひとみ)
【祈りの課題】
1.5月13日にOMFとカンボジア教会交友会との関係についての会議が行われます。主の栄光を現す結果を得ることができるようにお祈り下さい。
2.カンボジアでの第3期の奉仕に入るにあたって、カンボジア語、文化、気候への再適応がスムーズに進みますように。早速、5月14日から16日までコーチングのセミナーに参加します。よい学びのために。
「喜んで仕える霊がわたしをささえますように」
日 本 主事 西村信恵
私が主事の仕事を始めて以前と大きく違う事の一つに、コンピューターを使っての仕事の割合が大きいことがあります。海外からの各国の情報、ニュースレターのメールも多く入ってくること、フォローアップをしている人たちとのメールでのやりとりやスカイプもコンピューターを使います。また特に、短期宣教に関わる方々の情報をOMFのコンピューターのシステムに入力する、という作業もあります。
初めの一~二年は、「まだそれを入力して通さなくてもメールで送ってくれていいよ」というお言葉に甘え仕事をしていましたが、なかなかそうもいかなくなり、複雑な(人によっては、こんな簡単なこと!と思うような仕事ですが、私にとってはとっても複雑)このやり方に向きあってやってきました。ところが、時間をかけて入力したことが、もう一度システムを開けてみると入っていない、再度挑戦して今度はいいだろう、と思うと、短期宣教受け入れサイドから、「届いていない、開けない」と連絡が入る始末。とうとうシンガポールにスカイプをして何度かやりとりをして入力をしたりしたのですが、同じものが二つできてしまって、削除できなくなったり。カンボジアの短期宣教受け入れ担当者とやり取りをしたときにも、どうしても操作がうまくいかず、「今コンピューターを投げて壊していい?」と言ったほどでした。削除できなかったものは結局もう一度シンガポールに連絡を取り、その方に削除していただきました。
少ない時間でできるはずの作業に何日もかかってしまったときは、「わたしはこんなに無駄に時間を使って何をやっているのかしら。」「この仕事、私がやらないほうがいいのではないかしら」という気持ちになりました。先月のニュースレター表紙にある古川姉妹の証しに「ただ祈祷課題をコピーして配布したり、場を準備したりという奉仕も祈りを支える大切な働き」と書かれてありましたが、このコンピューター上の一つ一つの仕事も、神様の宣教に仕えていく大切な働き、ということに目を向けて「喜んで仕える霊が私をささえますように」と祈りつつ働きをしています。
どのような奉仕も私が「主にある喜び」をもって丁寧に仕えていくことができますように、どうぞお祈りください。皆様のお祈りに心から感謝しつつ。
【祈りの課題】
1.宣教に興味のある人が起こされ、短期・長期宣教へと導かれる人が起こされますように。
2.日本の教会が世界宣教に目が開かれて、世界の宣教のために祈っていくことができますように。
「祈りのヒント」
日 本 菅家庄一郎、容子
新しい仕事や学びに奮闘されている方々が多いと思います。いつもOMFのためのお祈りを感謝します。留学生のキャンプが参加人数不足のためキャンセルになりました。空いた時間をどのように使おうかと考えましたが、祈ることに時間を使いました。忙しい現代社会では、祈りに専念することは難しいですが、主が与えてくださった特別な時間を感謝して祈りました。
宣教の働きや宣教師のために何を祈るべきでしょうか。意外に祈られていないと思われるポイントをあげます。
(1)宣教師の未信者の家族のために。多くの宣教師の両親・兄弟が信仰をもっていません。これらの方々の救いのためお祈りください。
(2)宣教師の同僚との関係のために。多くの宣教師たちが、宣教地の人を愛することには困難を覚えなくても、同じ宣教地で働く外国人の同僚を受け入れることに困難を覚えることがあります。また、そこにサタンが働くことがあります。
(3)宣教師が優先順位を見極めることができるように。宣教師は、一期目は言葉の学びに多くの時間を使う必要がありますし、長く働きを続ければ続けるほど、多くの働きを期待されます。しかし、一人の宣教師ができることは限られています。定期的に休む時も大切な優先順位の一つです。皆様のお祈りを心から感謝しつつ。(庄一郎)
季節はめぐり、この手紙が皆様のお手元に届く頃には、新緑が目にまぶしいことでしょう。冬から春にかけて、懐かしい信仰の友との再会がありました。 今年最後の雪がちらつく中、東京で会ったのはKGKの主事をしていた頃学生だった二人の姉妹。十年ぶりに再会した二人は、それぞれ宣教の自由のない国に福音をもたらす働きをされていました。若き日、定期的に会って個人伝道を励まし合った仲間です。それぞれの信仰を主が守り、宣教の働きに導いて下さっているのを見て、神様の御真実を覚えました。
冬から春へ季節が変わろうとしている頃、かつてKGK主事の同僚だったオーストラリアからの宣教師の姉妹と再会しました。新浦安で開拓伝道二年目。教育に熱心な新しい街で、コンタクトを作り、伝道的聖書研究を続けています。聖研に集う若い婦人たちは自分で発見をする聖研のおもしろさに夢中になり、なかなか帰らないとのこと。最近信仰が与えられた方もいる、と生き生きと話してくださいました。「この聖研、未信者がとっても上手にできる方法だよ」と紹介してくださった方法、私も試してみたいと思いました。
桜の花が満開の頃、これまたKGK時代の親友の家族が教会の礼拝に来てくださいました。夫妻は私たちの集うチャペルの池田先生ご夫妻とアメリカの神学校で共に学んだ仲です。香川で宣教師と協力してチームで教会開拓をしています。ご一家が暖かい家庭を築き、主に期待しつつ愛と一致をもって仕えておられる様子に本当に励まされました。
「地にある聖徒たちには威厳があり、私の喜びはすべて、彼らの中にあります。」(詩編一六・三)のみことばが心に浮かんでいます。この宣教ニュースを読み、祈って下さっている皆様も、主にある宣教の同労者です。心から感謝です。(容子)
【祈りの課題】
1.宣教師はどうしても無理をせざるを得ない場面が多いですが、自分を律し1週間に1度の安息、長期的な休暇をきちんと計画することができますように。
2.OMF150周年、日本委員会50周年の機会に本の出版を企画しています。原稿を書いて下さっている一人一人が、祈りつつ主の栄光が現される原稿を完成することができますように。
「出会いの喜び」
日 本 坂本朋子
厳しい寒さの続く日々から、急に暖かい春がやってきました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。いつも皆様のお祈りに心から感謝いたします。
三月に入り正式にOMF宣教師として復職し、それと同時に教会訪問が始まりました。三月は私の地元栃木県にある所属教団(日本キリスト宣教団)の諸教会を中心に巡回をさせて頂きました。久しぶりの教会訪問はどうなるかと少しドキドキしていましたが、行く先々で皆様が温かく迎えてくださり、再会と共に新しい出会いも楽しんでいます。長い間私の回復のためにお祈りして下さった先生方や兄弟姉妹が、私の元気になった姿を見て喜んでくださり、そのことによって私も感謝があふれて、「喜びの連鎖」が続いています。まさに主は嘆きを踊りに変え、荒布を解いて喜びを着せてくださる(詩編三十・十一)方です。
前回の教会訪問からすでに五年近くが経ち、時の流れの速さに驚いています。この間私自身にも色々なことがありましたが、それぞれの教会で起きている変化と神様の御業も知ることができました。
また礼拝や祈祷会のみならず、家庭集会やチャーチスクールでも報告する機会があり、様々なスタイルであらゆる年齢層に対して、タイ宣教についてお話しすることができました。チャーチスクールでは子どもたちが真剣に私の話を聞いてくれたのがとても印象的でした。やはり子どもたちの真剣なまなざしには心を研ぎ澄まされます。家庭集会はアットホームな雰囲気で私も聞いている皆さんもリラックスして話ができますし、私が一方的に話すだけではなく、私も参加している皆さんのことを知ることができるので良いと思いました。ある家庭集会ではタイで信仰を持ち、バンコクのタイ聖書福音教会で横谷先生から洗礼を受けた姉妹にお会いすることがあり、タイの話で盛り上がりました。神様は私たちを不思議な方法でつないでくださる方だと思わされました。
四月、五月は県外に出ることが多くなります。健康が守られるように、タイ宣教のための祈りの輪が更に広がりますようにどうぞお祈りください。
【祈りの課題】
1.5月は東北地方を少し巡回します。宣教のための祈り手が起こされますように。良き交わりが与えられますようにお祈りください。
2.5月後半からタイに出発するための準備を始めます。心身霊共に整えられ、再出発に備えることができますように。
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