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2015年1月号  page1  page2


「世界宣教を共に担う」
日 本 主事 西村信恵

高根沢キリスト教会にて  新年あけましておめでとうございます。昨年の私の働きを皆様のお祈り、献げ物、励ましによって支えて下さり、また共に歩んで下さり、心より感謝いたします。二〇一五年も神様に期待しつつ歩み、神様のなさる業を皆さんと共に喜ぶことができたらと思っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今月十一月は、山口県の下関と栃木県の高根沢で「神の宣教を共に担う」ことについて分かち合わせていただきました。それぞれの集会に、三~五の教会からみなさん集ってきてくださいました。

 この集会の準備をしているときに、二〇〇一年からカンボジアに行ったときのことを思いました。カンボジアに行くまでの間に、教会の方々へ、海外宣教へ導かれていることの分かち合い、OMFへの志願、健康診断、デピュテーション、行ってからは、クメール語の学び、同僚たちとの祈り会、文化の学び、日本の祈り会の背後の祈り、短期宣教チームの助けのもとでの伝道等、決して私ひとりでの歩みではなく、大勢の人たちと共に歩んできたこと、それなしでは神様の働きは進められなかったことを思い返しながらの準備でした。 宣教は「行く」ということだけではなく、「祈る」「送り出す」「動員する」等、ひとりひとりが自分に与えられた役割りを担っていき、一つのチームとして神様の宣教の働きが進んでいくのだということを、それぞれが気づけた集会になったような気がします。「『宣教』に重荷を持ち、歩むことによって、神様の宣教の業を見させていただき、恵みを受けることができる。だんだんその素晴らしさに目が開かれてきている」と、分かち合ってくださった方もいらっしゃいました。

山の田福音教会にて  関東のOMF宣教祈祷会では、J.O.フレイザー師の『信仰による祈り』を少しずつ読んでいます。「私は皆さんがただ祈りによって『助け』るアルバイトをする人になってほしいと願うのではなく、皆さんに祈りの戦いの主な責任をお任せしたいのです」というフレイザー師の母国への手紙の一文を思い返し、私たちの祈りは単なる「助け」ではなく、重要な宣教の最前線の役割りとしての祈りだと改めて思わされ、祈ることができました。

 さらに多くの人が宣教に目が開かれ、与えられた宣教の役割りを担っていくことができますように、お祈りください。

【祈りの課題】
1.2月に九州で行われる「いっしょにミッション」、3月の祈りの旅、6月の150周年宣教大会に向けての準備をしていきます。それぞれの準備に主からの助けがあり、祈りのうちに準備が進められていきますように。
2.母教会、共に歩む会、家族の上に主の守りと導きがあるようにお祈りください。


「驚くばかりの神の寛容さ」
日 本 菅家庄一郎、容子

今村師、西村師、メアス師と共に  主にあって新年おめでとうございます。昨年の皆様のお祈りとご支援を心から感謝します。今年もどうぞよろしくお願い致します。

 今年はOMF一五〇周年の年です。若きハドソン・テーラーが二十四名の宣教師を祈り求めた時、主はその祈りに応えてくださり、中国奥地宣教団(CIM)が誕生しました。CIM/OMFの歴史を振り返って改めて思うことは、神ご自身の寛容さが団体の歩みに反映されてきたということです。

 一八六五年にハドソン・テーラーが中国奥地宣教団を始めた時には、すべての宣教師がイギリス人でした。しかし、やがてアメリカ人や他のヨーロッパの人々も加えられます。さらに、一九六五年にはアジア人宣教師も受け入れられます。そして、今は佐味湖幸師が働いているニューホライゾンズという部署を通して、アフリカや南アメリカなどの国々からも宣教師を受け入れ始めています。

 また、中国への伝道団体であったCIMは、一九四九年の中国共産化に伴い、中国国内での働きの門が閉ざされた際に、国際会議を開き、中国の周りの国々へ宣教師を派遣するように導かれました。はじめ日本宣教に関しては中国人が少なく、山岳民族もほとんどいないことから、宣教師を送る予定はありませんでした。しかし、SIM(スーダン・インテリア・ミッション)から日本に宣教師を送るつもりがあるならば、献金をしたいという連絡があり、それを主からのゴーサインと受け止め、中国で働いていた一部の宣教師達が日本に来ることとなりました。中国で日本軍の蛮行を目の当たりにしていた宣教師達が、日本人を愛するためには相当の困難があったと察することができます。(詳しいことをお知りになりたい方は、『闇に輝くともしびを継いで』スティーブン・メティカフ著、いのちのことば社をお読みください。)

 現在、東アジアは政治的緊張が続いていますが、CIM/OMFの歴史を見るならば、神が宣教師達を助け、民族間の偏見や憎しみを乗り越えさせてくださったことを知ることができます。東アジアに属する教会から派遣されているOMF宣教師達が、他の国々の宣教師達と共に、互いに愛し合い尊敬し合い、二十一世紀における宣教を進めていけるように心から祈ります。(庄一郎)

 最近の板橋宣教祈祷会では、祈りに先立ちJ.O.フレーザー著『信仰による祈り』を少しずつ学んでいます。かつてリス族の間で用いられたフレーザーが、母国の母と祈りの支援者に向けて書かれた手紙には、執り成しの祈りこそが宣教の働きの主要なものであることが力強く書かれています。「直接その働きに携わっているかどうかではなく、結局のところ、働きに神の恵みをもたらすのは、神の民の祈りなのだ、と私はますます強く感じています・・・確固とし持続性のある宣教の働きは、神の御前に跪いて祈ることにおいてなされるのです。他の何よりも私が熱望しているのは、信仰にもとづく熱い祈りであり、私とここの働きのために皆さんにそのように祈り続けて頂きたく願うために、私はこの手紙を書いているのです。」

 祈り会の皆さんと「うん、うん」唸りながら読み、今から共に捧げようとしている祈りが、宣教の働きにおいてどれほど大きな役割を果たすかを確認し、心して祈りに入ります。フレーザーは「信仰のない祈りは切れないナイフで物を切ろうとするのに似て、労多くして事ならずという結果に終わります。『あなたがたの信仰(労苦ではなく)のとおりになれ。』(マタイ九・二九)とあるように、祈りの内になされる働きの成果は信仰にかかっているからです」と続け、信仰による祈りについて具体的かつ実践的に述べています。一人で読んだときにはつかみきれなかった豊かな内容がつまった小冊子です。これからの学びにも期待しています。

 皆様の祈り会でもお用いになりませんか。関心のある方はOMF事務所までお問い合わせください。また、宣教祈り会について興味のある方も是非ご連絡ください。(容子)

【祈りの課題】
1.1月8日に持たれるOMF150周年準備委員会のために。6月の宣教大会(札幌、盛岡、東京、名古屋、大阪、福岡)の諸準備、記念本出版が主の助けと導きの中進みますように。
2.2月2日~3日に持たれる日本委員会の準備のために。話し合う議案を良く検討し、建設的な話し合いの良き備えができますように。


「新しい年、新しいチャレンジ」
タ イ  坂本朋子

ドイロー地区エイズケアの集まり。右から二番目がボブちゃんの母親  新年明けましておめでとうございます。いつもお祈り頂いている皆様と日本の諸教会の上に、今年も神様の祝福が豊かにありますようにお祈りしています。 二〇一五年は私の住んでいるチェンマイで、OMF百五十周年記念大会が行われることもあり、アジア各国から来る同僚の皆さんをお迎えできることを今から楽しみにしています。二〇一五年は私にとっても新しいチャレンジの年となりそうです。エイズケアでの働きとフェローシップハウスでの学生との生活が本格的に始まり、聖書の学びやチェンマイ市内にいる学生たちとの交わりも始めていきたいと考えています。皆様にお祈り頂いていた家もようやく見つかり、今週(十一月末現在)新しい家に引っ越しします。場所も学生の通う大学から近い場所で、家の状態も修理が全く必要ない良い状態です。タイでは日本と違って、借主が自分で修理や掃除をしなければならないケースがほとんどなのですが、この家は大家さんが全て修理をし、家具や電化製品も必要なものはほとんど備わっていたので比較的楽に引っ越しすることが出来ています。私たちの必要を満たして下さる主の御名を褒めたたえます。

 先月号で四人の学生がフェローシップハウスに住むと書きましたが、その後色々と状況が変化し、現在一名の学生のみとなりました。しかしこれも主の計らいだと感じています。全てのことが初めての経験であるため、まず一人から始めて徐々に慣れていければと思っています。

 一緒に住むことになるミウちゃんはクリスチャンですが、両親ともまだ幼い時にエイズで亡くなりました。お婆さんとずっと二人暮らしをしてきましたが、昨年から市内のラチャパット大学に通っています。私たちの関係の間にいつも主が立って下さるように、彼女が更に深い神様の愛と癒しをここでの生活を通して受けることができるようにお祈りください。

チェンマイ市内の巨大なウォロロット市場  当初フェローシップハウスに住む予定だったボブちゃんのお母さんは末期がんで、父親はやはり彼女が小さい時にエイズで亡くなりました。彼女がフェローシップハウスに住めなくなったのは、お母さんの面倒をみるために市内から五十キロ以上離れた実家にしょっちゅう帰らなければならないからです。しばらく前にボブちゃんのお母さんに会う機会があり一緒に祈りました。このような過酷な状況の母子のためにどう祈ったらいいか正直分からなかったのですが、「神様どうかこの母子を憐れんでください」と心を込めて祈りました。今年も主に任されたことを忠実に行うことができるようにお祈りください。

【祈りの課題】
1.1月上旬にオープンハウスをする予定です。チェンマイ市内にいる、エイズケアからサポートを受けている学生たちと繋がる良い機会となりますように。
2.エイズケアチーム(スイス人、アメリカ人、タイ人、日本人)の主にある一致と相互理解のためにお祈りください。


「ディアスポラ伝道部全体修養会」
日 本 ディアスポラ伝道 横山好江

全体修養会、小グループの交わり。アリソン・オア師、ナオミ・プルーエット師、トニー・シュミット師、ハウナニ・ウィテット師も  新年明けましておめでとうございます。昨年も祈り支えていただき、ディアスポラ伝道部を通して主の働きに携わらせていただきました。今年はOMFの百五十年周年記念行事があります。ディアスポラ伝道部はOMF組織改編の中で大きな変化があり、いろいろなチャレンジが待ち受けています。今年も祈りの友の皆様に祈り支えていただけますと大変心強いです。

全体修養会で在外邦人伝道ワーカーのセッション  三年に一度行なわれる、ディアスポラ伝道部全体修養会が十月二十~二十六日と、コロラドスプリングズ(アメリカ、コロラド州)で行なわれました。前月号に入れることができませんでしたので、ここに報告させていただきます。二〇一五年に始まるOMF組織改編に伴い、ディアスポラ伝道部の名称がDiaspora MinistriesからDiaspora Returnees Ministriesに変わり、このことが修養会で発表されました。「帰国者」にさらに焦点を当てることになります。修養会のテーマは「弟子作り」。母国の外に住む東アジア人を主イエスに導く時から、彼等が母国に戻って教会生活・信仰生活を続ける時まで、キリストの弟子として主と共に歩むことが中核にあることを学び、確認しました。在外邦人伝道ワーカーがほぼ全員集まり、それぞれの働きのために、祝された学びと交わりの時となりました。

在外邦人伝道について、全体の時間で発表、清水摂師とともに 【祈りの課題】
1.OMF組織改編に伴い、ケンプ部長の任務の大きな部分が、ウッド師(ヨーロッパとアフリカに関して)と、ソーテバーグ師(北米に関して)に移行します。それぞれが徐々に慣れていきますように。
2.3月20日~22日、滋賀県信楽において「帰国者リトリート滋賀2015」が行なわれます。その準備のため、奉仕者のためにお祈り下さい。

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