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2010年1月号  page1  page2


「神様の計画(エレ29:11)」
カンボジア 今村裕三、ひとみ

FCC訓練会を終えた参加者とともに 新年おめでとうございます。今年も主にあってよろしくお願いします。
昨年十一月に行われたカンボジア教会交友会(FCC)のリーダー訓練会は祝福の内に終わりました。予定していた講師が来られなくなるハプニングもありましたが、実行委員たちは、講師の二人に自らがなり「アイデンティティとは何か?」「自分が大切にしている領域を犯されたときにどんな気持ちになるか?」など牧会のなかで人間関係の問題に直面した際の解決のヒントになる討論をし、とても有意義な時になりました。他にもタイ国で「説教学」を学んだ二人のリーダーが、「説教」について分かりやすく教え、さらに「新しく主の弟子と教会を生み出すには?」ということを学んだ濃厚な二日間でした。三十八人のリーダーが集まりました。
今回、FCCの役員会の改選が行われ、新しい役員会が発足しました。FCCの目指すところを役員たちが神様に聴きつつ、今年も各教会の働きの充実と宣教の拡大のために用いられたらと祈ります。 (裕三)
メカラーの目から涙がこぼれました。「夫のセイハーが私に本当のことを話してくれない」と‥‥。クラチェ教会牧師のセイハーは背骨の病気が更に悪化しました。痛みがひどく、鎮痛剤の常時服用のため、胃を悪くし食欲がへり、また痩せました。首も自由に動かず、飼っている鶏を襲う犬に石を投げようとして肩が上がらず、犬にも馬鹿にされていると本人は言っていました。近所の人は悪い病気だと噂しています。
メカラーの泣いた理由は、夫が友人に「検査を受けたけど、写真がきれいに写ってなくて結果がよくわからなかった。再検査を受けたいけれどお金がなくて出来なかった」と話しているのを立ち聞きしたからです。夫は妻に心配をかけたくないので本当のことを言わず、妻は夫が心配を分かち合ってくれないと嘆き‥‥両者がとても愛し合っているのに、すれ違っている‥‥そのことを思うと私も泣きそうでした。
どんなにお金がかかろうと、彼にきちんとした治療を受けさせてあげたいという気持ちに襲われます。しかし、それは神様の栄光を表す最善の策か?それとも私の満足の為か?と考えさせられます。先週、彼はクリスチャン医師に出会い、診察を受けることができました。その医師の診断は、背骨が硬くなっていく難しい病気で、完全には治せないというものでした。ある程度はっきりした診断が付いたことに神様に感謝しましたが、その事実は重いです。
どうかセイハー師のためにお祈りください。癒しのために、そしてセイハー師と教会がその病気を受け止め、神様に留まり続ける更なる信仰が与えられ、神様の栄光が現されるように。(ひとみ)

【祈りの課題】
1. クラチェ教会牧師セイハー師と教会員のデヴィア姉の病いの癒しのために。
2. 新しく選ばれたFCC代表のヒアン兄と役員たちのために。今年の行事予定などを決めていきます。また、OMFとの健全なパートナーシップの確立のためにお祈り下さい。


「ベランダからの助け」
タイ 坂本朋子

お隣に住んでいる親切なトイおばさんと タイ中央部のロッブリーよりご挨拶いたします。皆様のお祈りに支えられ、無事にオリエンテーションを終え十一月二十一日にタイに入国しました。バンコクにあるミッション・ホームに数日滞在したのち、タイ語の学びをすることになるロッブリーに越してきました。ロッブリーはバンコクから車で約二時間の場所にある中堅都市です。ここに来てからまだ一週間ですが、タイ語を学ぶのに良い環境だと感じています。前回の在タイから五年近く経っているので、どれくらい日常生活のコミュニケーションができるか心配でしたが、思っていたより日常会話を覚えていたので、今のところ買い物や食事にはあまり不便を感じませんが、ちょっと込み入った話になるとやはり言葉に詰まります。
ロッブリーの中心部 こちらに到着してまもなく、ロッブリー・ランゲージ・センター(以下LLC)の主事であるダイアン師にこのようなことを言われました。「何か自分の身に問題が起きたら、それはタイ人と親しくなれる絶好のチャンスかもしれませんよ。タイ人は世話好きだからね」。そのときはハハハと笑っていましたが、まさかそれが自分の身に起ろうとは思ってもみませんでした。ロッブリーについて数日後、軽い胃炎を起こしたようで、丸一日ベットから起きることができませんでした。具合が悪くなった日の翌朝、誰かの話し声で目が覚めました。ハウスメイトのスーザンでも、ダイアンでもありません。「コン・イープン(タイ語で日本人のこと)、トモコー!」えっ、誰が一体私を呼んでいるんだろう、とよく耳を澄ますと、ベランダからその声が聞こえてきます。急いでベランダに出ると、お隣のトイおばさんが「具合はどう?何かあったらいつでも呼んでね!」とベランダ越しに胃薬を渡してくれました。後で聞いたら、ダイアンが私の様子を見に来た際に私が具合が悪いのを聞いて心配していたそうです。その後まもなく胃の調子が良くなったことはもちろん感謝ですが、この小さな災難さえも神様は用いてくださって、トイおばさんや何人かのご近所の方と親しくなることが出来たことを嬉しく思います。またLLCの主事、ハウスメイト、LLCで学んでいる仲間たちに祈られ支えられたことを通し、私が立っていられるのは自分一人の力ではないことを改めて教えられました。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています(ローマ八:二十八)」

【祈りの課題】
1. タイ語の学びが順調に進みますように。教室で学んだことを日常の会話の中で上手に適用しながら、語彙と表現力を増やしていくことができるようにお祈りください。
2. トイおばさんや近所の人々とこれからも良い関係を築き、言葉は不十分であっても、生活を通してキリストの香りを放つことができますようにお祈りください。


「伝道−愛の共同作業」
日本 木下理恵子

主に在って新年明けましておめでとうございます。旧年中の皆様のお祈り、ご献金、いろいろなお励まし、お交わりをどうもありがとうございました。この新しい年、世界や社会がどの様に変わろうと、変わることの無い主のご真実と祝福に満ちた年となりますようにお祈りします。
ずっとお祈り頂いたカンボジア系のA姉妹が遂に受洗しました。ハレルヤ!お祈り、本当にどうもありがとうございました。このA姉妹の受洗を通して、伝道って沢山の方々が一緒にする、愛の共同作業だと実感しました。
A姉妹が初めて教会に来たのは、ラオス人姉妹が声をかけて下さったからです。それが始まりとなり、A姉妹と一番長く関わり、祈り続けて下さったのは、カンボジア集会の方々です。その後姉妹は中国語集会にも来る様になり、教会では山岳クラブにも加わりました。今回洗礼準備会を終え、受洗の話しになった時、「洗礼は一年後に。今回はしない。」と断ったそうです。でも受洗しないと決めたら、何だかものすごく洗礼を受けたくなったそうです。そうした折、山岳クラブでハイキングに行き、そこで賛美した「いつくしみ深き」がとても心に響き、改めて祈り、受洗を決意したそうです。
二歳児を抱えた中国人L姉妹は既にクリスチャンでした。当時中国でクリスチャンになると迫害されるとわかっていましたが、矢張りこの神様を信じたい、その道を歩みたいと受洗したそうです。今回日本に来て、いろんな苦しい所を通り、生きる意味を見失い、赤ちゃんを抱え一人でどうすればいいのかわからない時、この教会に来るようになりました。教会の兄弟姉妹の愛と助けによって、なんとか生活していけるのではという思いと、改めて神様に対する信仰を持つことが出来るようになったそうです。そして今回、その教会に入会しました。また息子さんはまだ小さく、聖書の真理は理解できませんが、大きくなった時、主を愛し、人々を愛するクリスチャンになって欲しいと思い、幼児洗礼を決意しました。
私の証のトラクトを見て教会に来て下さった兄弟、「どうして洗礼を受けたいのか?」の牧師の問いに「だって救われちゃったもの。」先日も平日の午後、一人の姉妹と一緒に教会の大きなガラスドアを磨いていました。
いろいろな方々が、様々な形で一人の人と関わっていく。そんな愛の共同作業が今年も、日本でも世界でも更にこうした実を結んでいって欲しいと祈らされます。皆様のお祈りでの共同作業、心よりありがとうございました。

【祈りの課題】
1. 今回受洗したカンボジア系L姉妹、トラクトで教会に来た兄弟、幼児洗礼のT君、入会したL姉妹を感謝。またそれぞれの方々に関わり、祈り、共に伝道して来て下さった方々に感謝。皆の信仰が成長して、更に主を知り、今度は自分たちが伝道していけるように。
2. 中国語集会のこれからの活動のために。求道者向けの集会と共に、定期的な中国語による礼拝など、主の導きを祈っています。主が今計画しておられる事がわかり、実行できるように。


「休息の時」
カンボジア  西村信恵

スタッフのお母様と 「休息の場所は、力の源−すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。−マタイ十一・二八−イエス様は、決して飢えた者、弱っている者、病気の者、悲しんでいる者を遣わしたりはなさいませんでした。どれほどの人が、魂の救いについて人々に語らなければならないと思っていながらも、その力がない自分を見て、ひどい苦悩を味わっていることでしょうか?ああ、それらの人が、まずイエスのもとに来て、休息を得ることができていたら、どんなに違っていたことでしょう。もしそうしていたなら、彼らの喜びに満ちた表情が、心に迫るどんな言葉よりも多くを語り、誰もその顔を見て、「彼らの宗教は全くひどいものに違いない」などとは、思わなかったはずです。
『(わたしのところに)来なさい』という言葉は、『(世の中に出て)行きなさい』ということを除外していることばではなく、むしろ、出ていくための準備の言葉なのです。−ハドソン・テーラー」
この言葉は、私の今滞在させていただいている建物の壁にかかっている言葉です。この場所は、おもに主に仕える働き人たちのための休息の場所として用いられています。ここでは、四組のご夫婦の方が仕えておられます。この方達は、母国の教会の方々に支えられて送られて、ここで宣教師を支える働きをされています。「ここに来る人達はいつも本当に疲れているけれど、ここを出るときに少しでもリフレッシュして、元気になってまた宣教地へ出て行かれるのをみると、嬉しくなります。」と言っておられます。このような働きがあることを知り、また、この場所が与えられていることを感謝しました。宣教地の内戦がひどくなり、子供を連れて来られた方、ビザの更新のために来られている方、いろいろな方に出会いました。多くは、宣教地から少し離れ、休息のために来られます。私もここの自然を通して、静けさを通して、ここにいる人々を通して、自分が思うように動けず、なにも出来なくても愛してくださる神様の愛を感じつつ、神様のもとで、霊肉ともに休みをいただいています。体力も、一進一退のように感じますが、それでも少しずつ回復してきています。一二月には日本へ帰国し、続けて回復の時を持つ予定です。第二期は、このような形で終えることになりましたが、皆様のお祈りと支えによって、守られ、支えられました。心から感謝いたします。新しい年も、神様の導きの中、皆様とともに歩んでいけたらと思っています。皆様の新しい年の歩みが、神様にある休息の中から力をいただいて出ていく歩みでありますように、神様の祝福が豊かにありますように、心からお祈りいたします。

【祈りの課題】
1. 休息のため―霊肉ともに、回復できるように
2. ニャックルアン教会の6名が洗礼を受けました。信仰の成長のために。


「クライストチャーチから」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江

シドニーでディアスポラ日本人伝道ミーティング(左からナイツル、横山、ペイン、黒田、クリテル) 二〇一〇年、変わらぬ主の前に新しい年を共に迎えられることを心から感謝します。この年、祈りの友の皆さんお一人お一人にとって、主の恵みに満ちた日々となりますようにお祈りいたします。
十一月十二日に日本を出て、今、ニュージーランドのクライストチャーチにいます。十一月一六〜二六日と、オーストラリアのシドニーで行なわれたディアスポラ伝道リーダー会議および訓練会は、主の導きのうちに終えることができ御名を崇めています。訓練会では、一年前のドイツ、半年前のアメリカと、三つのグループがこの期間ずっとメールやスカイプ会議などを通して続けてきたプロジェクトの成果を発表しました。また、訓練会では前回に続けて「組織内に変化をもたらすには」という学びを受け、今後もいろんな面で変化を通っていかねばならないディアスポラ伝道部の働きを、どう進めていったらいいかについて、具体的に備える機会となりました。
会議で決まったことを、リーダーそれぞれがこれから担い進めていきます。次回は三月、日本(市川のOMFセンター)にて。それまでに一つ一つの決議事項を進めていけますように、また三月の準備(私が中心となって行ないます)のためにもお祈りいただけると感謝です。
シドニーに行く前にメルボルンに寄り、クリテル師夫妻が奉仕するメルボルン日本語キリスト教会を訪れました。二〇〇九年二月に土平師ご一家を迎え、さらに前進しておられる姿に励まされました。母体教会となっているカンタベリー長老教会には韓国人が多く集っており、オーストラリアで神学教育を受けた韓国人副牧師を迎えています。聖日午前に本会堂で英語礼拝(韓国人も共に)、別室で日本語礼拝が行なわれています。毎週愛餐会があり、韓国式ランチを一同が一緒にいただきました。
シドニーではヘイマン夫妻と週末を過ごすことができました。お二人の長年にわたる日本でのお働き、結婚に導かれたストーリー、そしてシドニーにおける日本人伝道の様子などを伺いながら、ブルー・マウンテンズという壮大な自然、絶景に満ちた地域に連れて行っていただき、たくさんの祝福をいただきました。土曜日はシドニー日本語福音教会のスミス師夫妻(元KGK関西地区主事)が行なっているナルニア・カフェに、日曜日はクロウズネスト日本人キリスト教会(吹留師)の礼拝に連れて行っていただきました。
十一月二七日はOMFシドニー事務所を訪問し、その会議室をお借りして、日本人ディアスポラ伝道の会議を行ないました。クリテル、ペイン、ナイツル、黒田、各宣教師が集まることができたので、この機会を有効に用いさせていただき、良い話し合いができて感謝しています。
二七日に、黒田摂さんと共にニュージーランドに向けて発ち、クライストチャーチ日本人教会の渋沢師ご夫妻にクライストチャーチ空港にて迎えていただき、この教会で主が力強く進めておられる御業に御名を崇めながら、連日の奉仕をさせていただいています。これからオークランドに移り、さらに主の素晴らしさを味わわせていただけるでしょう。お祈りに感謝しつつ。

【祈りの課題】
1. 11月16〜27日にシドニーで行なわれたディアスポラ伝道部リーダーシップ・チームの会議・訓練会が、主の豊かな導きのうちに祝され感謝。ここで決められた多くの事柄を一つ一つを担い進めていけますように。
2. 11月27日、シドニーに集まった日本人ディアスポラ伝道の働き人と共に、働きの方向性や活動方針についてよい話し合いができました。アメリカ、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、日本(帰国者ネットワーク)と、遣わされた場所で働きを担うそれぞれが、御心に沿って奉仕できるように。


「与えられた喜び」
カンボジア 小川文子

ハウスメイトのドリーナ師と クリスマスの喜びも冷めやらぬ頃ですが、新しい年、さらなる喜びが皆様の上にありますように!私は元気に過ごしています。お祈りありがとうございます。
クメール語を学んで三ヶ月。最初の頃に比べれば、どうにか読めたり、平易に話してもらうとわかったり、少しずつ前に進んでいます。人々にふり返られることが少し減ったような気もします。カンボジア人っぽくなれて(焼けて?)きたのでしょうか‥‥?
最近流行している街角エアロビ 最近嬉しかったことを三つ、書きたいと思います。まず、ご近所と仲良くなってきたこと。最初は犬とばかり親しくなり、人々とは挨拶し微笑み合うだけでしたが、続いて井戸端会議に参加したり、立ち話をするようになり、子供たちと遊ぶようになり、友達が増えました。このようにカンボジアの人々と交われる時、何にも勝る喜びを感じます。もう一つ嬉しいことは、お祈り頂いていたハウスメイトがついに与えられたことです。神様の不思議な計らいで、前から多くの人に「この人と住めば?」と言われていた人と住むことになりました。別の方が来る予定でしたが、その方が猫アレルギーのため、フィリピン人で一年先輩の気さくなドリーナ師になりました。多くの独身宣教師にとってハウスメイトは家族に代わる存在であり、祈りの友です。この大事なことに介入して下さった神様に感謝します。
また、パソコンのために献金して下さった方があり、盗まれたパソコンに代わる新しいものが与えられました。心より感謝します。振り返ってみて、神様があの祈り、この祈りに応えて下さった、と思う時、何が見えても見えなくても、祈っていこうと思わされます。これからも、愛する人々の魂のために、心を合わせて祈っていきたいですね!この新年、世界中どこででも、神様の栄光が表されますように。

【祈りの課題】
1. 1月から大学でクメール語の授業をとることになります。よい先生が与えられ、また行き帰りが守られますように。
2. 近所の人々に少しでも神様のことを話す機会が与えられますように。

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