2012年3月号
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「神を深く知ることができるように」
日本 木下理恵子
本当に寒い冬となりました。このニュースレターを書いている今、皆様の所は大雪でしょうか。氷点下でしょうか。健康を害されない様、怪我をしない様主の守りをお祈りします。いつもの皆様のお祈り、ご献金をどうもありがとうございます。
エペソ書一・一七、一八の「どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神‥‥があなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、心の目を開いてくださるように。」とのパウロの祈りが今年の祈りとなっています。特に「神を深く知る」ことに心惹かれました。私も中国人たちも、ある程度主を知っているのですが、もっと深く主を知ることが出来れば、きっと私たち自身に変化が出てくると信じます。
中国人の求道者の青年、日本の会社で働いています。「外回りのセールスの研修があるのだけれど、一番寒い十一月から三月までやるのは、僕たち外国人。」どこでも外国人となると不公平な待遇を受けるのだなあと、気の毒に思ったことです。その日の御言葉は、仕事の中でも神様を体験する事。寒い外回りの仕事で、彼も主を体験できるように祈ったことです。そしてその後、もっと気温が下がり始めました。この青年がこの特別な寒さの中、自分でも祈り、主を更に深く知り体験できるよう、そしてはっきりと主を信じることが出来るようお祈り下さい。
何人かの中国人姉妹方は既に洗礼を受けていますが、日本語のメッセージがよくわからなかったり、仕事を優先にしたりで、礼拝から遠ざかっています。こうした姉妹方も更に深く主を知り、自分たちから礼拝に帰って来ますように。
一人の中国人求道者は乳がんを患ったようです。この不安と苦しみの中で主を深く知ることが出来ますよう。そして彼女の救い主、癒し主としての主を知り信じられますようにお祈り下さると感謝です。
【祈りの課題】
1.中国人求道者の青年が、この寒さの中外回りセールスで主を更に深く知り、信じられるように。乳がんを患ったらしい中国人求道者が、主を救い主、癒し主として深く知り、信じられるように。
2.在日中国人クリスチャンたちが更に深く主を知り、信仰生活も変えられるように。礼拝に戻る人たちが起こされるように。
「ワーホリ?」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江
これを書いている時点では寒さにふるえるような毎日ですが、祈りの友の皆様に届く頃には「春!」となっていることでしょう。季節を御手の中で支配し、いのちを与えて下さる主を崇めます。この主、そして宣教の主を共に仰げることを感謝します。
カナダのバンクーバーに留学し、現地で邦人伝道に携わるようになり、この度カナダOMFに加入し、ディアスポラ伝道の一員となった姉妹がおられます。カナダは在留邦人数が五万四千人余で世界六位。バンクーバーの在留邦人数は約二万三千人で世界八位。うち長期滞在者(数年で日本に帰国する)は七千五百人余です。バンクーバーには日本語教会も多く、それらの教会、また現地教会によって邦人伝道が進められています。長期滞在者を大別すると、大学生、語学留学生、ワーキングホリデイのビザ所有者、企業駐在員。この姉妹は大学生を対象とする働きに携わっており、多くの日本人学生が集う数々の集会で、大変忙しくしておられます。
姉妹の切なる願いは、同労者が与えられることです。年単位で滞在する大学生と違って、語学留学生は滞在期間が短く、働き人がもっといたら彼等にも伝道できるのに、とのこと。日本からクリスチャン学生が来て、英語学校でクラスメイトを教会の集会に誘う。このような展開を祈っています。
一年間滞在し、仕事も可能というワーキングホリデイ(略してワーホリ)についても同じです。日本から、クリスチャン青年がワーホリで来てくれないか、仲間に伝道してくれないかと、祈り求めておられます。
これはイギリスでも、オーストラリアやニュージーランドでも同じです。クリスチャン青年の方、伝道のために語学留学やワーホリを考えてみませんか? 私達夫婦のイギリスでの邦人伝道で驚いたのは、生まれてから今までクリスチャンに会ったことが一度もない、という日本人がいかに多いか、ということでした。海外に出て初めてクリスチャンと出会う、教会や聖書と出会う。この出会いがもっともっと多く起こりますように!
【祈りの課題】
1.バンクーバー(カナダ)で、OMFディアスポラ伝道部の一員として奉仕を始めた姉妹の歩みが祝されるように。(本文参照)
2.ディアスポラ伝道部の在外邦人伝道ワーカー全員で、在外邦人伝道に関する調査を始めました。各自がそれぞれ、複数の協力者に依頼しながら進めていきます。順調に進み、御心に適う働きを進めるために、この調査が用いられますように。
「いまわのきわ」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ
たった今、タンマジャリク教会員の臨終の床から帰ってきました。あと数時間の命でしょう。教会のおばあちゃんが、病院でもうこれ以上透析はできないので帰りなさいと言われ、運ばれてきたのです。私は一旦帰宅しこれを書いています。
この二ヶ月、いろいろありました。(一)新年には超教派のミェン族牧師会があり、奉仕者が新たな献身へと導かれました。
(二)「その人とは結婚するな。婚約を破棄しなさい」とアドバイスしておいた若い牧師がそのようにしました。式直前になって相手の女性に恋人がいることが明らかになったのです。祈って厳しいアドバイスをしたこと、彼が勇気をもって神に従うことができたことを感謝しました。
(三)ミェン族教会協議会の実行委員が三組に分かれて、三県の教会訪問をしました。山奥の孤立した牧師がいないグループへの励ましと、三月の聖会の案内のためです。
(四)旧正月がミェン族の正月で、今年は西暦の一月二十三日にあたり、新年礼拝、収穫感謝礼拝、数箇所での家庭礼拝などが連続してありました。
(五)タイでの研修会に出席された今村裕三師(カンボジア)に会うためチェンマイ空港へ。ひと時幸いな交わりを持つことができました。
(六)オーストラリアの大学で私の指導教官になってくれると約束していた二人の教授から、大学を去ることになったと知らせを受けました。別の教官を頼むか、振り出しに戻って別の大学に申し込むかを決めるため、祈りつつ各方面と連絡をとっているところです。
(七)教えている大学で多言語併用主義に関する学会が開かれ、論文の発表と評論員の役をしました。外国の大学のミェン族教師と知り合うことができました。また別の教授はかつてチェンマイの我が家でクリスチャンになり、かの国へ帰って行った人で、再会を喜びました。
(八)二〇一二年一月号で紹介した懲戒処分中の牧師と、昨日面談・聖書研究をしましたが非常に難しいです。生まれつきの穏やかな性格と聖霊による真の謙遜とは、別物であることが分かってきました。言い訳や反論をする性格は、幼い時のつらい経験の中で、自己防衛のために小さな嘘を無意識のうちに巧みに使う癖がついたのではないかと推察されます。彼ら夫婦が御霊によって、真のへりくだりへ導かれるようにお祈りください。
(九)何かを求めて流浪の旅をし、世界を回る若い日本人女性が我が家にたどり着き、聖書を学んでいます。聖書の真理と救いを知ることができるように、また我が家に滞在中、同伴するたまみのためにお祈りください。
では、また行ってきます。あと何時間呼吸が続くでしょうか。キリエ・エレイソン(主よあわれみたまえ)。(達朗)
【祈りの課題】
1.有澤師はアメリカのミェン教会からミェン語聖書全巻録音プロジェクトの監督をするように依頼を受けていましたが、4年間断り続けた後決断を迫られています。導きが明らかになりますように。
2.3月27日〜29日、タイ国全ミェン族聖会のため。説教者ヤオフッ師(シアトル・ミェン教会)、ツァンツォイ師(メルセード・ミェン教会)の準備のため、2回ずつ聖書講義を担当する燈牧師(タイ国)と有澤師の準備と奉仕のためにお祈りください。テーマは「主を愛し、聖書を愛し、人を愛する」です。
有澤達朗師のメールアドレス:t_daniel_ari@yahoo.co.jp
有澤たまみ師のメールアドレス:goemonpapa_chibitaro2@yahoo.co.jp
「美ら海と美ら空とおばあと」
日本 佐味湖幸
青い空、青い海、そして暖かい風を期待していた一月の沖縄訪問でしたが、二週間の滞在で青空が出たのは二日ほど、実際の気温より体感温度はずっと低いと感じました。
しかし、教会訪問で得た恵みは、ずっと期待以上でした。沖縄の教会を訪問させていただいたのは初めてでしたが、どこの教会でも本当に温かく迎えていただき、また宣教への熱い情熱を感じました。これから短期宣教に出かけて行こうとする青年や、将来神様が導かれれば宣教師になりたいと願っている大学生、献身の招きに応えて一歩先に進み出た青年たちなど、頼もしい若者たちとの出会いもあり、励まされました。
そしてどこに行っても、元気でおおらかなおばあたちに出会い、とてもパワーをいただきました。飲む玄米や手作りパンを作って持ってきてくださった方々、沖縄独特の祝いの食事(一月で新年だったため)を用意してくださった方々、ドライブに連れて行ってくださった方、お茶やお菓子を用意し、沖縄のことを色々と教えて下さった方々など、楽しくておいしいお交わりを感謝します。
また、感動したのは牧師先生たちの謙遜で熱心な姿。電車がないので、どうやって移動したらいいのかと思っていると、牧師先生方が車で送迎をしてくださり、また熱心に日本宣教や世界宣教について、献身者を導いていくことについて質問をされました。超教派で親しい交わりを持っておられること、そして遠い方でも高速で一時間以上の道のりをものともせず、月に二回朝七時からの牧師朝祷会に喜んで集まってこられます。そのような先生方の姿に、ここにクリスチャン人口三%の鍵があるのかな、と思わされました。また、米軍基地の問題やカルトの問題、ユタの影響などこの地が抱える大きな課題についても教えられ、祈らされました。
すすきとコスモス、ハイビスカスとブーゲンビリア、早咲きの桜までが一緒に咲いている不思議な、そして美しい南の島。またぜひ伺いたいです。お世話になりました。
【祈りの課題】
1.教会訪問が守られ、新しい出会いがあり、また祷援者の方々との再会、宣教に関心のある青年たちに出会えたことなど感謝。日本の教会がこれからさらに世界宣教、アジア宣教のために用いられるように。
2.3月23日、新しい働きのために、シンガポール国際本部に出発します。3月25日から4月3日まで、各国から宣教啓発・動員担当者と短期宣教プログラム担当者が集まって合同会議や修養会があります。英語でのコミュニケーション能力、集中力が与えられ、健康も支えられるように。
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