2013年3月号
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「昨年の祈りの結果」
カンボジア 今村裕三、ひとみ
毎年恒例にしているように、新年を迎えるにあたり昨年の祈祷課題を振り返ってみました。二十四個の祈祷課題を再び載せることはできませんが、約半数が新たに始めたストゥン・トラエン州での働きのために。そして、残りの半数はカンボジア教会交友会やクラチェ教会のために祈っていただきました。
その結果‥‥ストゥン・トラエン州での働きは開始され、タラー地区で二つの家の教会に仕えることが出来ました。教会学校も始められ、四人の子どもたちが信仰告白に導かれました。カンボジア教会交友会の働きは、特にリーダーとなる牧師たちと働き、次のステップになる交友会の健全な組織作りと規約改正に取り組みました。所属している各教会はそれぞれ特色がありますが、宣教協力という点で一致を見ました。
これからの課題、夫婦の成熟のためにも今年も覚えてお祈り下さい。特に、意思疎通において成熟し、互いに仕え合うことが出来るように。私個人の課題は、多くの奉仕を抱えているので、優先順位をつけることを学ぶことができるようにお祈り下されば幸いです。
三月でストゥン・トラエン州の奉仕を終了し、本国奉仕に向けて準備を始めます。私たちが留守の間、町の教会や宣教の主ご自身がタラー地区のクリスチャンたちを引き続き励まし、成長させてくださいますように祈ります。(裕三)
「訪問に行く時、時間はかかるけれど歩いていくと良い。乗り物を使って、真直ぐ訪問先に行くと、早く用事は済ませるが、地域を知ることができない。」保健師になって先輩に言われた言葉です。乗り物で行くと、立ち止まって話すこと、人から声をかけられる機会が減ります。訪問先の人は一人で生きているのでは無く、地域の中で生きていると学びました。
タラー地区に行く時、船が川を渡るのはわずか十五分ですが、船を待つ時間は、半時間から時に強風のため船が来ず二時間かかった事もありました。しかし、座って待つ時間はお互い暇ですので、自然に話すことができます。プノンペンへ八時間、車に乗っているときも同様です。
一月に、以前ラオスで働かれていたTさんご夫妻が、ストゥン・トラエンを訪問して下さいました。彼らの専門は農業。一緒に村を訪問した時、その家の土を触り、家畜小屋を見に行かれました。田舎の人はほとんどが農民ですので、土や家畜は生活の要です。
訪問時、私は今までその人の人間関係や健康状態に目が行きがちでした。その人が神様の創られた自然の中に居る事に視点を向けることは、特に田舎では大切なことであると学ばせて頂き、感謝な時でした。
同様に福音を相手の心に入り、宣べ伝えるのには時間がかかります。焦らずに自分のではなく神様の目的を果たせるようにお祈り下さい。(ひとみ)
【祈りの課題】
1.3月半ばに休暇を取ります。OMFカンボジアのリーダーシップのことや多くの奉仕で疲れた状態ですので、霊肉共によい休息と回復の時となりますように。夫婦でよい振り返りのときも与えられますように。
2.本国奉仕に向け、様々な奉仕を必要な方々に引き継ぎをしていきます。短い時間の中で、十分な引き継ぎが出来ますように。ノルゲート師はストゥン・トラエン州の公立学校での英語教育に関わる予定です。道が開かれますように。
「神様の導き」
日本 西村信恵
主の御名を賛美致します。
私の二〇一三年は、福岡空港から旅立つR姉妹を見送ることから始まりました。海外の聖書学校へ入る準備のため、英語の学びのためにフィリピンへ発たれました。神様の導きと備えを信じて旅立ったR姉妹のこれからの歩みがとても楽しみです。そして続けてもうひとり、短期カンボジア宣教ツアーに参加したKGKの学生を見送りました。自分も英語の学びのために日本を発った時のこと、また、短期宣教に行った時のことを思い出しました。二人を見送ってほとんど毎日のように、今頃何をしているだろうか?元気でやっているだろうか?と思いを馳せ、送り出す側の気持ちが少し理解できるようになりました。離れているのでやはりできることは祈って支えることだけですが、必ず聞かれる祈りができる、というのは素晴らしいことだと思いました。カンボジアへは福岡から一人、名古屋から一人、東京から一人、と計三名が参加しました。皆様のお祈りを感謝致します。七日間のプノンペン滞在を終えて無事に帰ってきましたが、その間どんなことを神様から教えられ、どんな交わりが与えられたのか、それぞれの証しを楽しみにしているところです。
また、一月は福岡で新しい宣教祈祷会が始まりました。去年、日本で北朝鮮のために祈る祈祷会がはじまるようにという祈りの要請があることを知り、福岡のどこかでそれが出来たらと祈っていました。不思議なことに、その国のために祈りに覚えておられた博多キリスト教会にて、第一回目の北朝鮮のための祈祷会の時を持つことができました。神様の導きに感謝しました。北朝鮮は宣教の自由のない国ですが、多くの祈りのサポートが必要とされている国です。私も祈りの課題を挙げるごとに、その国への思いが与えられ、神様がこの祈祷会を導いてくださっていることを深く感じました。今回参加してくださった兄弟姉妹方の心に、この国に対する愛が与えられ、とりなしの祈りを捧げる重荷が続けて与えられるように、この祈祷会が祝福されるようにお祈りください。感謝して。
【祈りの課題】
1.3月7日に、KGKの全国集会の分科会で「献身」について話す予定です。神様がこの時を導いて下さり、献身へと導かれる学生が起こされるようにお祈りください。
2.北朝鮮のための祈祷会が祝福され、定期的に続けられるようにお祈りください。
「証に励まされて」
日本 菅家庄一郎、容子
五年ぶりにカンボジア・プノンペンを訪問しました。KGKの卒業生・学生、岡谷くん、林さん、賀屋さんがとてもよい証をカンボジアの学生達にしてくださいました。(OMFのホームページに短期宣教の報告が載りますのでご期待ください。)
プノンペンの町はすっかり様子が変わっていましたが、カンボジアの人々の笑顔や人懐っこさは変わっていなかったので安心しました。カンボジア語も慣れてくると少しずつ自由に話せるようになってきました。
インドネシア人でOMF宣教師のパサン師夫妻の指導の下、少しずつ形ができているカンボジアFES(KGK)の卒業生・学生の皆さんと交わることができました。
私が大学生伝道をしていた時と異なるのは、最近はキャンパス内で祈り会がもてるようになってきたことです。また、パサン師夫妻がチョムラウン兄、ピリャ兄と一緒に住みながら彼らを訓練しています。パサン師夫妻は三人のお子さんがいらっしゃいますので、大変なことも多いと思います。
チョムラウン兄、ピリャ兄が主事としてよい訓練を受け成長しますように、卒業生たちがFESに関わり続け経済的にもFESを支えるようになりますように、パサン師一家の健康が支えられますようにお祈りください。(庄一郎)
先月号に書いたA師が働く国に遣わされる予定のB師が、今日本各地を巡回し、教会訪問しています。私が通う教会にも来てくださり、証してくださいました。
大学生になり、自分の霊的な貧しさに気がつき祈っていく中、神様が答えて触れてくださり、神の愛を個人的に経験したこと。学生時代参加したある国でのスタディーツアーを通して、この国のために私に何が出来ますか、と祈り始めましたが、ある時何気なく聞いていた賛美の言葉が心に入ってきました。「ぼくだけの救いじゃない。私だけの贖いじゃない。」まだ福音を聞いたことのない人たちに対する聖霊様の悲しみ、求めが心に迫って来て、御心でしたら遣わしてください、という祈りが与えられたこと。それから社会で働き、神学校での訓練などを経て、その国とは別の国へ働き人として遣わされる確信が与えられるまで、どのように神様が導かれたか丁寧に証してくださいました。
聞いていた聴衆の方々から色々な応答が出ました。「祈りというのは、具体的に祈らないといけない、そしてその祈りへの神様の答えを聞き取っていくことの大切さを教えられました。」「祈りは必ず聞かれる。私達は神様を過小評価、制限していないか。どんなことでも祈ることが大切ですね。」「祈っていく中、神様が私たちの願い、心を変えてくださり、神様の心を分かちあってくださるというのは本当に素晴らしい。」
B師の教会訪問は六月まで続きます。教会訪問が祝され、共に宣教の働きを担う祈り手が起こされますようお祈りください。(容子)
【祈りの課題】
1.3月4日〜8日「わたしは神、あなたの神」というテーマでKGKの全国集会が持たれます。6日夜容子師は「家族」というテーマで主題講演の奉仕をします。主がこの集会全体を通して働き、神様の主権に学生たちが自分自身を捧げて応答できますように。
2.3月14日〜19日容子師は名古屋一麦教会の青年を引率しカンボジアを訪問します。参加者たちに神様からのチャレンジが与えられますように。旅路の安全、皆の健康のために。懐かしい兄姉との再会が祝福されるように。
「部長代行の働き」
日本 ディアスポラ伝道 横山好江
この報告を書いている一月末、インフルエンザが猛威をふるい、ついにわが家にも到来。夫が二日前から高熱で倒れ、昨日医者でインフルエンザが確定しました。私もちょっと熱があるのですが、高熱にはなっていません。今日は月例の帰国者婦人家庭集会が予定されていましたが、主催する方の息子さんがインフルエンザになって休んでおられるため休会。この年は本腰を入れて聖書を学ぼうと、かなり気を入れて準備していたのですが、休会も主が用いて下さるように祈りつつ次回に備えたいと思います。
祈りの友の皆さんはいかがでしょうか。これを手に取られる頃には受験生や就活者も進路が決まり、期待と不安の中で祈り備えている方達やそのご家族も多いことでしょう。共に主の御業を拝させていただきたいと願うことです。お祈り感謝します。
OMF宣教師は四年間宣教地で奉仕し、続く一年は母国に戻って教会巡回ならびに報告をします。ディアスポラ伝道部の働き人の場合、母国で、そこに住む東アジア人伝道に携わっている者が多く、一年間きちんと教会巡回ができる人が少なくなっています。巡回しようとする教会の中に、「宣教師は海外で働いている人、母国での宣教はピンとこない」という受け留め方があることもチャレンジになっています。そんな中、ディスポラ伝道部の部長、英国在住のケンプ師が二〇一二年八月から二〇一三年二月の予定で教会巡回に入りました。しかし十月にお父様が召され、同時期に住んでいる家を出なければならなくなり、家探しに引越と、教会巡回の時間が取れなくなったために六月いっぱいまで延期になりました。二〇一二年中に部長代行を務めていたペイン宣教師が年末で定年で辞され、私に部長代行の任がまわってきました。この任を今までやったのはケンプ部長の入院や休暇と、短い期間でした。今は重要案件が複数あるため緊張してこの任に当たらせていただいています。三月十五日までの予定ですので、ご加祷いただければ感謝です。
【祈りの課題】
1.3月12〜27日とイギリスです。13〜16日が訓練会、18〜22日が会議。週末などには奉仕が入ります。主の御声をよく聴いてお従いできるように。
2.欧州青年大会であるSLIM Conferenceが4月4〜7日、イタリアにて行なわれます。講師は大嶋重徳KGK主事、毛利陽子姉、内村信之師。準備のため、奉仕者や参加者のためにお祈り下さい。
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