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2014年4月号  page1  page2


「主が呼んでおられるから~[のぞいてミッション]にて」
昭和聖書教会会員 古川佳代姉

「のぞいてミッション」で証をする古川姉  主の御名を崇めます。宣教の祈りに出席する恵みをお証しするようにと仰せつかりましたが、私のような者が、その役に相応しいのかどうかわかりません。といいますのは、いつもいつも、こんな者がこのような宣教のお働きのための祈りの場に出させていただいていいのかどうかと迷いながらの祈りなのです。宣教地での働き人の状況を詳しく把握していないまま、よくわからないで祈っていたり、祈りが聴かれたからありがとうございます、という答えに、あれっ?いつの祈りの事だったかしらと覚えていなかったり、また、心のこもった祈りができなくて、ああ、こんなのでいいのかなぁと思い、惑いながらの祈りなのです。
 
 パウロが、エペソ六章一八節 で、「すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。」と言っています。そのみ言葉に押し出されて祈るのですが、果たして自分は絶えず目を覚まして、忍耐の限りを尽くして祈っているだろうかと疑います。
 
のぞいてミッションにて  何で祈るの?って聞かれたら、主が呼んでおられるから、でしょうか。
 
 ただ主が、そこに私を呼んでくださり、主ご自身が祈ってくださっているそのそばに居させていただいているのかなぁ、と思っています。私が祈らなくても、主はご自身でその宣教のお働きを全うされるお方です。それでも私を呼んで祈りの中で主のお働きを実際に見させてくださり、主ご自身を知らせてくださるのです。こんな小さな私を尊いお働きに呼んでくださるのです。だからそこに居させていただいているだけなのです。
 
 出エジプト一七章八節~一三節は、皆様ご存知の箇所かとは思いますが、ヨシュアを先頭にしてイスラエルがアマレクと戦う時、モーセが手を上げている間は戦いが優勢になり、手を降ろすと劣勢になると言うくだりです。この箇所で祈りの重要性を教えられてきたと思いますが、去年の夏ごろ一人でこの個所を読んでいて、モーセの祈りをアロンとフルが手を持って支えているところから、祈りを支える働きのあることも教えられました。祈りを支える祈りもある。また、もちろん祈祷課題を作ってくださっているお働きもなおさら、ただ祈祷課題をコピーして配布したり、場を準備したりという奉仕も祈りを支える大切な働きであることを教えられました。
 
昭和聖書教会OMF祈祷会  そして先日、家庭集会でまたこの個所が出てきたのです。その時は、手を上げて神に祈るのは、このアマレクとの闘いは世との闘いで、主ご自身が戦っておられる、そしてすでに勝利しておられる闘いであることがわかるために祈るのだと教えられました。宣教のお働きは、主のお働きです。アマレクとの闘いです。そのことを知るために祈るのですと。そして、それまでは苦しいことがあるたびにぶつぶつとつぶやいて、果てはモーセを殺そうとまでしたイスラエルの民でしたが、この戦いの前に、メリバの泉で主からたっぷりといのちの水をいただいた民は、この戦いを前にした時、なにも口を出しませんでした。宣教の戦いの後ろには(否、前には)祈り手だけではなく、祈りの背後に、教会が整えられて、教会がひとつにされてのうえでの祈りであることを教えられました。
 
 よく宣教師の先生方が、「あなたのためにも、貴教会のためにも祈ります」とおっしゃってくださるのですよね。なんか、心に引っかかっていたのです。なんなのだろう。なぜこの先生は、私のために、教会のために祈る、と言われるのだろう。お返しに祈ってくださると言うことだろうかと、なぜか不思議だったのです。そうではなく、このことだったのですね。教会が整えられて、教会が御霊によってひとつとされてこその祈りであり、宣教の働きなのですね。宣教地の働き人と祈り手と教会が、全部がひとつになって、主の御旗のもとにいるとき、自ずと主の宣教のお働きが進んでいくのだなぁと思い、日々の主との関係が、教会のひとりひとりが、また教会全体が、どれほど宣教のお働きにとって重要な存在であるかと、真摯に受け止めています。


「鷲のように」
日 本 坂本朋子

NZでお世話になったクリスティーン師と  二〇一二年四月より休職となってから約二年が経ち、二月の日本委員会にて正式にOMF宣教師として復職することが承認されました。今まで私の癒しと回復のために祈り支え続けてくださった皆さまに、この場を借りて心からお礼を申し上げます。この二年間を振り返ると、病を得て苦しみを味わったことは決して無駄ではありませんでした。この試練を通してでなければ得ることのできなかった恵みや教えられた事が山ほどあり、私は神にも人にも愛されている幸いな者であることを思わされています。昨年の後半にはOMFニュージーランドの総主事クリスティーン師の協力によって、数カ月程療養の時とイーストウェストカレッジに於ける宣教の学びの時も与えられました。ニュージーランドでは主が先回りして準備して下さったかのように素晴らしい数々の出会いがあり、そのことを通して闘病生活で疲弊した私の体と魂に神様が新しい力を満たして下さったと感じています。
 
 闘病中イザヤ書四〇章三一節を読み、鷲の生態について考えていました。鷲は何年かに一度羽が生え換わると聞いたことがあります。生え換わるまでは当然飛ぶことができないのでじっとしているしかありません。その時に、弱って無力になった自分の姿を飛べなくなった鷲に重ね合わせていました。しかし御言葉から与えられた希望は、主を待ち望むならば再び翼をかって飛ぶことができる日がやって来るということでした。そして今、主の恵みと憐れみにより生かされて復帰の時を迎え、与えられているタイ宣教の召しに応えるため飛び立とうとしています。
 
 タイには出来れば六月中に戻りたいと考えています。三月から五月半ばまで教会訪問をします。今回は時間的なこともあって、多くの場所を巡回することができませんが、一つ一つの訪問が祝され多くの祈り手が与えられますようにお祈りいただければ幸いです。
 
 ニュースでも報道しているように、タイの政治は混乱しており緊迫した状況が続いています。平和的な方法で和解が為されるように、タイの教会内が分裂することなく一致を保つことができるようにお祈りください。 

【祈りの課題】
1.4月は教会訪問のため移動が多くなります。健康が支えられ、一つ一つの訪問が守られるように。主が宣教のための祈り手を与えて下さいますように。
2.4月26日(土)に母教会(高根沢キリスト教会)でチャリティーバザーが開催されます。これは海外宣教を支援するためのものです。海外宣教に関心を持つ方が多く与えられますように、また経済的な必要も満たされますようにお祈りください。


「混沌に秩序をもたらす神」
日 本 ディアスポラ伝道 横山好江

 これが皆様に届く頃には新年度の歩みが始まっていることでしょう。先立つ主がどんな地にあっても、どんな奉仕が与えられていても、御国建設のためにいつも伴い、励まし導いて下さることを感謝します。
 
 お祈りいただいていた三月の在ヨーロッパ、邦人伝道ワーカーのための修養会の準備。プログラムを完成させて、それぞれの担当者に依頼のメールを出そうとしていたところで、ケンプ部長がシンガポール国際本部に急遽出張となり、三日間の予定を二日間に縮めることとなりました。調整に少し時間がかかり、やっと依頼メールを出すことができて安堵し、そこからまた自分の担当の準備に取りかかるのに随分時間がかかってしまいました。忍耐も知恵も主が与えて下さいますから感謝です。お祈りありがとうございます。
 
 数日前、日々のデボーション箇所から大変教えられ励まされました。神が天地万物を創造されたところから、「混沌に秩序を与える神」という内容でした。事が予定通りに進まず、慌てたり、混乱したり、不平不満を言ったり、やる気を無くすことがあります。しかし神は、その混沌の現実にご自身の秩序をもたらす御方。その御方が私達一人一人を、それぞれの賜物、持場立場で用いて、その秩序を現して下さいます。人間の側には限られた視野、視点、知識、能力しかありません。その中でこの御方に信頼して、この御方の平安をいただいて、委ねられた業を担わせていただける。この恵みに心からの感謝を捧げました。それ以来、目の前の現実に挫けそうになるときも、主がご自身へと目を上げさせて下さり感謝しています。
 
 今年の夏の「ヨーロッパ・キリスト者の集い」はベルギーで行なわれます。昨年と同じように夫はCSの奉仕、そして夫婦で「帰国後の信仰生活」セミナーを担当することになりました。海外にいる間に帰国後の生活を考え、備える機会があることは、本当に幸いです。信仰の確立、救い主イエスにしっかりと結びつくこと、信仰の共同体(教会、および教会がまだない地では集会)の恵みに生かされること。これが核心的に大事だと思わされています。救われてから帰国までに時間が短い場合が多く、これらに関する備えをどこまでできるか、どのように確実に進めていけるのかが課題です。それぞれの魂が御心に沿って導かれるように、奉仕者が備えられていく。そのために良い奉仕ができるようお祈りいただけると幸いです。帰国者ミニストリーを続ける中で、どんなに人間ががんばっても、魂を変えるのは神であると痛感します。救いに至らず、求道者として帰国する、あるいはプリ求道者といった状況で「神・聖書への興味が出てきた」帰国者も多いです。摂理の中、海外生活を経て日本に続々と戻ってくる、このような魂によく仕えていきたいと願わされています。

【祈りの課題】
1.OMF全体の組織改変の中、ディアスポラ伝道部は3つの主要ポストに相応しい人材を祈り求めています。収穫の主が働き手を送って下さいますように。
2.「ヨーロッパ・キリスト者の集い」7月31日~8月3日(30日はプレ大会、ベルギー)の準備のためにお祈り下さい。


「ミェン族としての自己価値を知る」
北タイ・ミェン族 有澤達朗、たまみ

イエス様をはっきり信じて受け入れた4人  「三月、四月のミェン教会の奉仕を断って論文執筆に専念することがミェン族の教会に理解されるように」とお祈りをお願いしました。半分答えられ、あと半分は自分で違反しました。タンマジャーリク教会の皆さんは理解してくださり、説教奉仕はほとんどありません。またミェン族教会協議会運営委員も、複数県の教会訪問と奥地伝道など、自分たちでしてくれています。
 
 祈っていてくださった方々、違反してすみません。三月末の全ミェン族聖会では、一回だけ開会礼拝の基調説教の奉仕を引き受けました。主題が「目的に動機付けられた人生」で、メルボルン日本語キリスト教会の数人の方と学んでいた『ウェストミンスター小教理問答』が準備となっていました。
 
 四月十二日~十五日のミェン族青年キャンプでは、二回の説教と三回のワークショップの依頼を受けて祈りました。迷いました。主題は「この世に勝つ人」。ワークショップの内容は「ミェン文字を書こう」。趣意書には「社会でキリスト者として証しすることを知り、ミェン族としての自己価値を知り、私たちの創造主を知る」とありました。「引き受けたら論文はどのくらい遅れるだろうか?」困りました。依頼書を手渡しで届けにきた若い牧師から実行委員たちの名前を聞き、「断ったらどんな顔をされるだろう?」と悩みました。ルワムヂット村という田舎の田舎で奉仕していた時、小学校三~四年生だった子が委員になって「ミェン族としての自己価値を知る」なんて言っているんだぁ・・・と思うと、愛おしくてたまりません。ワークショップのミェン語正書法については、論文の第二章を紹介して、皆で書き方練習をすれば良いだろう。とうとう引き受けてしまいました。
 
 さて、青年たちの成長と言えば、タンマジャーリク教会でも青年たちの変化にも励まされています。二月末から六人のバプテスマ(洗礼)準備会が始まっています。大学生二人、専門学校生二人、中学生二人です。六月初旬までにそれぞれに信仰の確信が与えられますようにお祈りしてください。
 
 最初の洗礼準備の学びが終わったら、すぐ小中学生担当の先生から呼ばれ、小学校高学年と中学生クラスの四人が「イエス様を心に迎えるお祈りをしたいので導いてください」と。みな、はっきり信仰の告白の祈りをしました。
 
 彼ら十人は、二〇一二年二月まで我が家に住み、タンマジャーリク教会でインターンをした神学生「貴(たかし・日本名)」兄の奉仕の実です。十人の成長のためお祈りください。(達朗)
 
洗礼準備クラスの6人  昨年三月、聖書学校四年目を卒業した「貴(たかし)」君のことを覚えている方がおられるでしょう。その後、貴君は中央タイに近いミェン族の無牧だった小さい教会へ伝道師として遣わされました。この一月にスゴーカレン族の女性と結婚。二人で忠実にミェン族教会に仕えています。問題が山積みの教会。途中投げ出しそうになるかと思いきや、信仰によって、へりくだって、踏みとどまっています。
 
 このお正月(ミェン正月=旧正月)、帰省も兼ねて私たちの帰タイを知って挨拶に来てくれました。いっぱい報告したいことがあったようで、まるで独演会のような形で報告を聞きましたが、その間じっと、夫の話に耳を傾け、やさしく笑顔で座っていた新妻のヌムさんには感心しました。ミェン語がわからないからそうせざるを得なかったかもしれませんが、思慮深い人で貴君はいい人をお嫁さんにしたなぁ、いや、神様はすばらしい伴侶であり、ともに霊的な戦いをする兵士を与えてくださった、と神様に感謝しました。(たまみ)

【祈りの課題】
1.4月12日~15日のミェン族青年キャンプの祝福を。タンマジャーリク教会からの10人を含め、参加者の信仰がより堅固になるように。ミェン語識字教育の専門家になる人、将来牧師になる訓練を受けるために献身する人たちが起こされるように。
2.論文の執筆時間が細かい用事で中断されることがないように。4月中に第5章くらいまで書けますように。

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