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2014年4月号  page1  page2


「宣教師候補者の審査過程」
シンガポール 佐味湖幸

 この原稿を書いている二月現在、OMFの宣教師となるための審査過程を通って、OMFに受け入れられた新人宣教師たち二十四名がオリエンテーションコースのためにここ国際本部に集まっています。この宣教師審査、なかなか大変で、早い人でも一年から一年半、長い人は志願書を出してから五、六年経ってやっと受け入れられるという事もあります。この過程の中で主に四つのことがチェックされます。一.ホーム・クリアランス:OMFの送り出す側(普通はその人の母国にあるOMF)が、その人は宣教師として出て行くのにふさわしい召し、資質、訓練を受けているか、派遣教会の支援体制が整っているかなどをチェックします。二.フィールド・クリアランス:宣教地側が志願者の願いや賜物と宣教地の必要が合っているかをチェックします。三.メディカル・クリアランス:健康診断をして、肉体的、精神的に健康で過酷な異文化での生活と働きに備えられているかをチェックします。四.サポート・クリアランス:経済的支援が得られるかがチュックされ、予算に対して百パーセントの献金、約束献金が与えられると見込まれるときにパスします。
 
 今月、これらの審査過程を通ってきた新人さんたちの証を聞きながら、主のご真実に感謝するとともに、私が現在審査を進めている十二人ほどの人たちの内、五人が三番目の健康診断、もしくは四番目の支援体制のところでひっかかり、すぐには先に進めないことがほぼ判明し、少しがっかりしています。ここに来るまで何カ月も、ある人はもう一年半くらい、ずっとメールのやりとりやスカイプで話し、主のみ心を共に求めつつ祈り励ましてきました。宣教師になる召しを信じている人みんなが宣教師になれるわけではない、というこの事実。審査をする者の一人としての大きな責任と、主の導きに従う事の大切さを強く感じています。

【祈りの課題】
1.4月から6か月の教会巡回奉仕に入ります。4月から6月半ばは関西方面です。派遣母体である福音交友会を始め、訪問する先々でよい交わりと宣教のビジョンのお分かちができますように。
2.宣教師候補の審査過程で問題があった人たちが、さらに主のみ心を求め、主の導きに従っていけるように。


「第三期を前にして(その二)」
一時帰国中 今村裕三、ひとみ

2月15日「のぞいてミッション」にて  この一年、多くの方にお会いできました。その中から二つのグループについてお分かちします。
 
 一、「海外で神様に仕えたい。」この一年、そんな若者に何人かお会いし、話を一緒にさせて頂きました。希望、不安、それぞれの方が真摯に神様に向き合っている姿を見せていただき、私自身が励ましを受けると共に嬉しくなりました。私たちが出て行く時も、本当に多くの方々が時にかなって与えられ、相談に乗って下さり、沢山の祈りに支えられた結果、出て行くことが出来ました。今は、私がその祈り手の一人になる番であると教えられています。
 
 二、ノンクリスチャンの友人たちは、感謝なことに五年おきに帰ってくる私と会うのを楽しみにしてくれています。「私が集まるきっかけを定期的に作っている」と、ある友人は礼を言ってくれました。私の活動を説明しながら、間接的にですが神様を証できる機会が与えられ感謝です。もし、この働きをしていなくて日本にずっといたら、仕事や日常生活に流され、会うことができていなかったと思います。カンボジアと日本と実際の距離は離れていますが、感覚的な距離が近くなったのは恵みだなと感じます。その中で数人ですが、神様について質問してくれる人も与えられています。神様が与えてくださる言葉で答えることができるようにお祈りください。(ひとみ)
 
ストゥントラエンで奉仕中のノルゲート師家族のためにお祈りください(昨年3月撮影)  カンボジアに戻る日が近づいて来てウキウキしている自分を発見しています。昨年五月に日本に戻った時は、しばらく休みたいと思っていましたが、主に押し出されるように、もう一度カンボジアに立たせていただきたいと願っています。さて、第三期の奉仕、何をするのかと最近よく聞かれます。第三期を前にしての大きな課題は、第二期にしていた約七つの奉仕を絞ることです。そのなかで願っていることは、ストゥントラエン州に戻り、教会開拓に関わることです。まずは一年経って、変化したことと同時に現地の必要を知る必要があります。また、現地の教会が教団教派を超えて、カンボジアの宣教のために一致していくこと、さらにカンボジアから全世界に出て行くことを祈っています。第三期も御加祷をよろしくお願いします。(裕三)

【祈りの課題】
1.4月はカンボジアに戻る準備をします。家族、友人たちとの別れの準備、荷物の整理などが守られるようにお祈りください。
2.4月13日(日)に第三期派遣壮行会が京都福音自由教会で執り行われます。送り出す教会とともに再献身の時になりますようにお祈り下さい。


「神の宣教への召しに答える」
日 本 主事 西村信恵

のぞいてミッションにて  二月も終わりに近づきました。宣教祈祷会へ行く道沿いでは梅の花が咲き、こぶしが蕾をつけ、春の訪れを感じています。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
 さて、二月十五日に行われた「のぞいてミッション」ですが、三十名弱の方々が集ってくださいました。皆様のお祈りを心から感謝いたします。
 
 初めて関西で行われましたが、「ぜひ続けて関西でも」という声が上がり、神の宣教について知り、自分の役割について考え、宣教について祈る、このような祈り会を他の地域でも行うことができたらと感じています。
 
 当日は、将来アジアで用いられたらと祈っておられる医学生、忠実に宣教祈祷会に集っておられる方々、どのようなものかな?と思って出席された方、将来宣教師にと導きを祈っておられる中学生等、様々な立場の方々が出席して下さいました。プログラムの中で、宣教祈祷会に出席しておられる古川佳代さんが祈り手としての証しを、アジア・フロンティア・ミッション・カンファレンスに出席された庄司まりやさんはそこで学んだことを、そして今村宣教師ご夫妻は宣教師となった導きとカンボジアでの働きについて、それぞれ証しして下さいました。庄司さんは「宣教はチームだ」ということを教えられたこと、今あなたに出来ることはこれだよ、と主に示されたことに従って、「主を知ること、宣教地について知り祈ること、今与えられている学びをしっかりやること」という「学ぶ」という役割を通して、宣教に参加するよう導かれていることを分かち合ってくださいました。
 
 証しを聞くと、その人の背後に働かれる主の導きの御手が見えてきます。そして、救われた者を通して失われた魂に届こうとする主の情熱と宣教が見えてきます。証しをされた四人のお一人お一人を主が愛され、主の宣教の業に呼び、その人のうちに働いて導いておられることがよく分かりました。主は私達がどこにいても、どのような立場であっても、皆を神の宣教に召してくださっていること、それぞれにできる役割を与えてくださっていることを改めて思わされたことでした。

【祈りの課題】
1.「のぞいてミッション」でチャレンジを受けた方々が、神の宣教に関わっていくように一歩踏み出すことができるように。
2.西村師が今関わっている短期宣教へと導かれている方々の歩みと導きのために。主からの知恵が与えられ、良い関わりがもて、主の導きのお手伝いができるように。


「共に一歩先に進んでみませんか?」
日 本 菅家庄一郎、容子

かつての同僚タイ人マリッ師とともに  新しい年度が始まりました。主が皆様の教会を豊かに祝し、救われる魂を加えてくださいますように祈ります。さて、このOMF宣教ニュースは、いったいどれくらいの方々に読まれているのか皆さんはご存じでしょうか。印刷物として郵送されている場所が千四百箇所以上、さらに電子メールに添付する形で送られているものも入れるとかなりの数になります。
 
 こんなに多くの方々に読んでいただき祈っていただいていることを改めて感謝しました。しかし、最近では宣教の自由のない国に宣教師を派遣することも多くなりましたので、このニュースに載らないワーカーの方も多くなっています。
 
 「もっと他のワーカーのことが知りたい」「OMFインターナショナル全体ではどんな働きがあるのか」「教会の若い青年が宣教師志望なのだがどう送り出す準備をしたらよいのか」「祈り会を始めたいのだがどうしたらいいか」など、海外宣教の様々な課題について聞きたいという方はないでしょうか。
 
 皆様の教会に私や西村信恵主事をお招きくだされば、そのようなことを説明させていただくことが可能です。上記のような願いのある教会や方々がありましたら、ぜひ一度ご相談ください。日曜日でも平日でも対応できます。私達は日本の教会が海外宣教の働きに目が開かれていくことをお手伝いするために存在しています。事務局へメール、ファックス、電話でご連絡くださるか、菅家もしくは西村の方まで直接電子メールで問い合わせていただいてもかまいません。共に主の御国建設のために協力して行きましょう。(庄一郎)
 
マリッ師も参加した板橋祈祷会で  五年ほど前の帰国者大会(ANRC)で出会ったある兄弟から、ドロティア・ランハンス先生(OMF宣教師)は、市川に住むおばを訪問してほしい、と依頼されました。ドロティア先生が訪問すると、ひでさんのお宅はなんと教会のメンバー、加藤家のすぐお近くでした。ひでさんは、その親戚の男性から頂いた聖書やトラクトを大事にとってありました。ドロティア先生は折にふれひでさんを訪問され、また加藤兄姉が車で送り迎いをしてくださり、ひでさんは教会に集うようになられました。ドロティア先生がドイツに一時帰国されてからは、私が訪問するようになり、ひでさんは熱心に聖書を学ばれるようになりました。ひでさんの八十六歳のお誕生日には、加藤兄姉がご自宅でお誕生会を開いてくださり、ひでさんは、こんな風にお誕生日を祝ってもらったことは初めてだと感激しておられました。
 
 先週、カンボジアで同僚だったタイ人元OMF宣教師マリッ師が初めて日本に来られ、この日曜日は教会で証をしてくださいました。今はお母様の介護をしておられるマリッ師は、お母様の透析のため、週に三回四時間病院で過ごすそうです。病院では看護婦さんや患者さんたちと顔見知りになり、重篤な病の中にいる人たちにどのようにイエス様のことをお伝えできるか、神様の知恵と導きを祈りつつ、機会を見つけて証をしています。あるおじいさんに伝道しても、「聞こえないし、見えないし、何も分からない」と取り合ってくれません。でも、そのおじいさん、アイスクリームが好きなのに気がつき、アイスクリームを買ってきてお友達になり、福音を伝え、おじいさんはイエス様を受け入れる祈りをされ、信仰が与えられたそうです。マリッ師は私たちにも、「どう語っていいか分からない時でも、神様に知恵を求め、イエス様の救いを証しましょう」と励ましてくださいました。
 
 証の後、マリッ師をひでさんに紹介すると、マリッ師は、「おばあ様はいつまでも教会でお客さんでいる必要はないです。神様は、おばあ様をお客さんではなく、ご自分の子供にしたい、と思っておられます」とすすめ、ひでさんは素直にイエス様を受け入れるお祈りをされました。加藤恵さん、それを聞くとすぐにドロティア先生(ご主人と共に、開拓伝道のため花巻に出発されたばかり)にお電話でお知らせし、皆で共に喜びあいました。天では天使たちがどれほど喜んでいることでしょう!一人の人の救いのため、私たち一人一人を用いてくださる神様の救いの業を心からほめたたえたことでした。(容子)

【祈りの課題】
1.4月13日、庄一郎師は京都福音自由教会の伝道説教の奉仕をします。求道する人、救われる人が起こされますように。
2.OMF150周年、日本委員会創設50周年記念事業の一環として、1冊の本を出版することを決めました。日本の教会が霊的に励まされ、海外宣教の重要さに眼が開かれるような内容のものとなりますように。

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